8月15日に当選メールを貰ってからちまちまと練習をしてきた江東シーサイドマラソン. 今日はいよいよその本番でした.
原付を10数キロ転がすと,絶好の日和の下会場にたどり着きます.
高校で陸上部に所属していましたが,競技場で身体を動かすのはそれ以来初. 干支が一周するほどの時間が空きました.

東京の冷たさを吹き飛ばす
高校時代の大会を思い返すと,若さに任せた集中力と少しの殺伐さ,そして多分な緊張感が入り混じっていたように思います.
一方ある程度年齢を重ねた人が出るマラソン大会は,お互いを鼓舞する雰囲気.
先に出走したハーフマラソンの部の皆様を見て,誰に向けたものかも分からないし,なんの独創性もない言葉しか出てこないけれども,自然と「がんばれー」と言ってみる.周りも皆そうしている.
自分が走る番になると,大会運営の皆様やゲストランナーの選手の方,そして沿道に応援にきている方が同じように声をかけてくれます.別に自分に向けられたものでもないんでしょうが,やっぱり嬉しい.
3月に引っ越してきて以来,東京は義理も人情も吐き捨てた冷たい街だと思っていた節があります.
その中で,見知らぬ同士の大人が数千人集まってこんな空気が生み出されていることに幸福感を覚えずにはいられませんでした.
これを作り上げた人たちが東京のどこかに住んでいると思うと,この街に暮らす苦しさが和らぐような気がしますね.
ずっとこうだといいのにね.ずっとこれを忘れずにいられればいいのにね.
結果は惜しくも...
私は10kmマラソンの部に参加.目標は50分切りでした.結果は...
50分01秒!!
びっくり.自分の人間としての甘さが,この1秒に凝縮されているようです.
序盤でもう少し前に出ておけば.
残り400m地点で死に物狂いで足を動かしておけば.
いくらでも改善点は見つかりますし,それが悔しい.
しかし手元のApple Watch計測では良いペースを保っていて,ちゃっかり満足しました.

人数が多いことで最初のペースが上がらず,その負債を最後まで返せなかったレースでした.
キロ4分45秒くらいで走り切れる練習を積まないといけないのかな.
次はどうする!
10km走だと,7km地点くらいが一番きついです.
なんで大人になってこんなことせにゃならんのだ,なんて頭に過りますし,
レース後は二度とマラソン大会なんて出るものかと思います.
しかしレース終了から12時間,すでに二つの大会に申し込みました.
1月にまた10km,2月に今度はハーフマラソン.
がんばりましょ.



